八代亜紀さんの話です。

まだ売れていない頃、ひとりでレコードの入った重い荷物を持って、キャンペーンに歩いていたそうです。

疲れて夜汽車に乗ったとき、「ああ、前の座席に足を乗っけたら気持ちいいだろうなあ」と思ったそうです。

そしたら、いつの間にか、そのまま眠ってしまいました。

翌朝、目が覚めたら、亜紀さんのボックスの周囲には、すし詰めの人が。

通勤の人たちで、電車は超満員になっていたのです。


とても恥ずかしい思いをしたそうですが、数年後、歌が売れ、亜紀さんは同じ町でコンサートを開きました。

すると、亜紀さんの元に一通の手紙が届きました。


自分は会社員ですが、ある朝、通勤電車に乗ると、若い女の子が座席に足を乗っけて、眠っていました。

手は豆だらけ。

女の子は、泥のように眠っています。

満員だったのに、その子のボックスだけはガランとしていました。

誰も、疲れて泥のように眠っている、その女に子を起こそうとはしなかったのです。

あの女の子、八代亜紀さんだったのではないですか?


こんな内容だったそうです。


「そうです。それは、わたしです」と亜紀さんは笑っていました。

八代亜紀さんは、子どもの頃、自分が歌手になって舞台で歌っている夢を見た、と聞きました。

そんな亜紀さんでも、なりふり構わず頑張った時代があったのですね。


誰にも一生に一度や二度、追い詰められ、「今ここで頑張るしかない!」という時があります。

わたしもありました。

夫が病気になったときですね。

夫が突然半身不随になり、職を失うかもしれない、子どもはまだ学生、お金もない。

でも、すべてを受け入れ、頑張るしかなかったのです。


あのときは夢中でした。

でも、振り返ってみると、あのときの頑張りが、今のわたしの自信につながっています。

それって、災難や不幸なのではなく、実は財産だったと思います。

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